紅葉を見たいし、温泉にも行きたい…
数ある観光地の中で、石川県の山中温泉はそんな要望にぴったりの観光スポットです。
見どころがたくさんあるため、お散歩気分でじっくり楽しめます。
この記事では、おすすめスポットをご紹介します。
楽しいお店が立ち並ぶ風情のあるゆげ街道
山中温泉のメインストリート「ゆげ街道」。
男女別棟になっている総湯・菊の湯からこおろぎ橋付近までの600mぐらいの通りです。
歩道が広くて電柱がありません。のんびりお散歩するには最適!
昔っぽい街並みで、お土産屋さんも沢山立ち並ぶ風情のある街道です。
カフェやコロッケ店など、ちょっと小腹が空いたら寄ってみたいお店があります。
他には、山中漆器・九谷焼などのギャラリーもあって、ついつい寄り道してしまいますね。
お土産を買うにも、必ず散策したいスポットです。
鶴仙渓に架かるこおろぎ橋・あやとりはし・黒谷橋
温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷が鶴仙渓です。
とても素晴らしい紅葉の景色に圧巻でした。水面に映る紅葉も素敵です。
この渓谷にかかっている橋は、こおろぎ橋・あやとりはし・黒谷橋の3つ。
上流のこおろぎ橋は、総ひのき造りで趣があります。
秋だけではなく、1年を通じて観光客が訪れる山中温泉を代表する人気スポットだそうです。
もっとも下流にあるのが黒谷橋で、昭和10年に架けられた石橋です。それ以前には木造の橋があったそうです。こおろぎ橋から黒谷橋までの約1kmが鶴仙渓ということです。
そして、あやとりはしは、この2つの橋のちょうど中間ぐらいの位置にあります。
徒歩専用橋のS字橋は斬新なデザインで人気があります。
鶴仙渓にそって遊歩道が整備されています。
のんびり歩きながら、風情のある紅葉や自然を満喫するのは最高に贅沢です。
橋と、紅葉と、渓谷、水の流れる音にとても癒されます。
やっぱり見ておきたい松尾芭蕉のゆかりの地
松尾芭蕉は山中温泉を愛していたと言われます。「山中や菊は手折らじ湯のにほい」と詠んだことは有名ですね。ですから、やはり松尾芭蕉ゆかりの地はチェックしておきたいものです。
芭蕉堂は黒谷橋のすぐそばです。
明治43年10月に全国の俳人によって建立された松尾芭蕉を祀った御堂。
2010年に100周年を迎えました。
芭蕉の館は、芭蕉堂から15分程度遊歩道を歩き、あやとりはしを渡って10分ほどした場所にあります。この間は少々歩きますが、紅葉シーズンですとそれほど長くは感じないのでは?
芭蕉の館は明治38年に建築され、松尾芭蕉の資料や庭園、山中漆器の展示などがされています。
広い庭園は和風情緒豊かで、ほっと心休まる空間です。
芭蕉の館の入館料は200円。
30分程度で見て回れます。
山中温泉付近には、まだまだたくさん人気スポットがあります。
そして、見るだけではありません。
陶芸ロクロ体験や絵付けなど、実際に自分で参加するものから、美味しいものの食べ歩きまで、楽しみ方は色々です。
ぜひ一度遊びに行ってはいかがでしょうか?