東京大田区にある都立六郷工科高等学校の生徒が、「18禁」の表記のある激辛カレーチップスを食べて15人中14人が救急搬送されました。
救急搬送されるなんてどれぐらい激辛のお菓子を食べたのか…激辛って体にどれだけ悪いのか気になりますね。
この記事では、激辛が体に与える影響からニュースの内容までまとめてみます。
激辛の体への影響は多種多様なので要注意!
唐辛子などの辛いものは、料理はもちろん数多くの商品で取り扱われてます。
うまく利用すればメリットもありますが、辛すぎ・過剰摂取・体質に合わないなど適していない摂取をすると、体への影響は悪い意味で大きな問題になります。
- 発汗作用。新陳代謝がアップする
- カロリーの消費を助けるのでダイエットに効果的
- 血行促進作用により、冷え性の改善に効果的
- 抗酸化作用があるため免疫力が向上
- 快楽ホルモンと言われるエンドルフィンやドーパミンの分泌でストレスの軽減や気分が改善される
- 食道や胃腸に負担がかかり炎症を引き起こしたり出血する
- 消化不良で腹痛・消化不良を引き起こす
- 肛門に痛みや不快感を感じるようになる
- アレルギー反応により発疹・呼吸困難・皮膚のかゆみなどが起こる
- 発汗の促進により脱水症状になる
- 一時的に血圧が上昇する
大切なのは、体質に合う人が自分の適量に合わせて摂取することです。
周りの情報に流されたり、面白半分で激辛チャレンジするのはダメです。
ではここからは、今回の救急搬送ニュースについてまとめます。
激辛菓子はジョロキアパウダー入りカレーチップスだった
激辛食品は「18禁」表記のカレーチップスと判明 ジョロキアパウダー入り
— Amit choudhary (@Amitbhamu07) July 16, 2024
東京・大田区にある都立六郷工科高等学校で
激辛ポテトチップス食べて高校生15人体調不良で救急車で緊急搬送
18禁って書いてあるといきたくなるのわかる
これから個人撮影セキュリティーへ pic.twitter.com/KQoQlLVYhI
救急搬送されたのは都立六郷工科高等学校の1年生で、女子生徒が14人・男子生徒が1人だったそうです。午後1時前ってことですから、昼食後のお昼休みに食べたってことでしょうね、たぶん。
歩くこともできず車椅子で運ばれる生徒もいたそうです。
みんな意識があって、命に別状はないようで良かったですね
ジョロキアパウダーとは?
激辛と聞くと「ハバネロ」が思い浮かぶ人は多いですが、さらに辛いのが「ジョロキア」です。
ジョロキアは2007年にギネスで「世界一辛い唐辛子」に認定された唐辛子で、ハバネロと比較すると約4倍も辛いのです。現在はさらに辛い唐辛子もありますが、よっぽど激辛料理が好きで食べ慣れている人でないと、体に異変が起きてしまうというのも納得です。
商品のホームページにもパッケージにも、しっかり説明書きがあって注意喚起しています。「18禁」との記載もありました。それは大きな意味があると想像できます。
販売会社の磯山商事はお詫びのコメントなどを出していますが、これまでに食べた人からの体調不良の報告はなかったと聞くと、迷惑を被ったのは会社側では?と思ったりもします。
高校1年生がこれを集団で食べたということは、興味本位だったと考えらえるわけで、自業自得と言われても反論できませんから。
お酒やタバコのように未成年が買えないといいけど、ネットでは難しいからこそ、モラルに欠ける行為をしないようにしてほしいですね。
未成年の激辛摂取は特に要注意!
昨年アメリカでは14歳の少年が激辛チップスを食べて死亡しています。彼の食べたチップスは、ジョロキアパウダーより更に辛いキャロライナ・リーパーなどが使われていたそうです。
今回の高校生は命に別状はなくて良かったですが、それは結果であり、体質や状況によっては最悪な結果になっていた可能性だってあります。
体ができあがっていない子供は特に注意が必要で、大人と比較して粘膜や免疫機能などが弱いことから体への影響は大きくなります。
しかし、大人がそれらを指摘したり販売会社側も商品に注意書きを入れても、耳を傾けない10代の子どもたちが増えているそうです。
今回のこのニュースを教訓として、激辛の摂取について改めて考えてみたいものです。