紅葉シーズンになると、京都と思い浮かべる方が多いですが、東北なら青森県の十和田湖と奥入瀬渓流はいかがでしょうか?
カルデラ湖である湖に映し出される紅葉は素晴らしいですし、渓流と色鮮やかな紅葉・黄葉の組み合わせには癒やされます。
青森県の秋の魅力は、十和田湖と奥入瀬渓流
青森県で秋の観光といえば、月並みという答えが返って来そうなほど、名所として知られるのが、十和田湖と奥入瀬渓流です。
あまりに有名すぎて、とりたてて紹介する必要もないように思えるかもしれませんが、実際、行ってみたのと、文章や写真、映像で知るのとでは、また違うと思うのです。それで、これは、数年前の秋に訪ねた際のことを書いているのですが、実際の体験を含めてご紹介します。
さて、十和田という湖と、奥入瀬という渓流、これは源流と下流との関係にあり、隣接しています。もちろん、車やバスで行くことになるのですが、いささか違いがあります。
では、さっそくご紹介しましょう。
奥入瀬渓流の紅葉の見頃時期
先に奥入瀬のほうから紹介すると、奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出る唯一の河川である奥入瀬川による渓流です。
湖の子ノ口から焼山までの約14km。
秋になると、頭上に見事な紅葉が見られるようになります。
紅葉の見頃の時期は、10月下旬~11月上旬。
ブナ、カエデ、オニグルミ、トチノキ、ミズナラ、ヤマモミジなど、見応え充分です。
また、奥入瀬渓流沿いには、国道102号が平行して通っています。
国道と言っても、大型車では、行き違いするのが大変な位、狭い道です。ただ、諸処に駐車場などがありますので、そこに車を停めることができれば、流れに沿って遊歩道があるため歩いて渓流沿いを散策することができます。
十和田湖の紅葉の見頃時期
十和田湖は、青森県と秋田県の県境、十和田八幡平国立公園内にあります。
二重式カルデラ湖です。
カルデラ湖とは、火山活動でできた陥没した部分に雨水が溜まってできた湖です。
多くの観光客が遊覧船で美しさを堪能していますが、紅葉シーズンになるとその美しさはさらに増します。
紅葉の見頃の時期は、10月中旬~下旬。
カエデ・ナナカマド・カツラ・ブナなどが色鮮やかに湖水に映しだされます。
奥入瀬渓流と比較すると、十和田のほうは、大きな湖なので、紅葉や黄葉を楽しむにはちょっと大変といった印象です。
普段の十和田であれば、休屋という遊覧船が入る観光地を中心にめぐるのが普通です。
でも、秋の時期であれば、湖の四周のあちこちに、景勝地が現れます。
ぜひ、一周することもおススメしますが、時間がない場合は、一部を通過して、次へ向う場合もあるかと思います。
カルデラ湖の十和田湖は湖岸の多くが切り立ってますので、その上に展望台が設けられています。
そういった場所から、十和田全体を見渡すのも、醍醐味あって、感激しました。